長野県小川村で、有機JAS認証を取得し、有機農業に取り組んでいます

2010年8月7日土曜日

立ち退き宣告

今僕は数年前に廃業し、現在では使われなくなった鉄工所に併設してある事務所をねぐらにしているのだが、数日前に管理人さんから工場を借りたいという人がいて、事務所を併せて使いたいので引っ越し先を見つけてくれという話があった。
そもそもここに住むことになったのはあるNPOの紹介でそのNPOは早々にポシャり、その後もすったもんだあってややこしいのでここでは書かないが、いよいよ本気の立ち退き宣告ということである。

僕自身もここに永く住むつもりはなく、あちこち住める家を探してはいたがどれも話がまとまらない。
空き家は至る所にあるのにだ。

ただ最近は今住んでいる地区を離れたくないという想いが強い。
村社会は地域のつながりがとても大事でここは美会というのだが、祭りや草刈りなどを一緒にやり、なにかとつけては話しをし、いわば家族のようなもの。
ひとつ上の枠は上野区といい消防や分館行事は区の単位で動く。
美会に住み続けるのがベストだが借りれる家はない。
せめて上野区の中で見つかればいいと思うが簡単ではないだろう。
人口減少や耕作放棄地の解消に微力ながら貢献している身で、一応歓迎されている感はある。
来てくれて良かっただとかずっといてくれだとか言ってくれる人は多い。
嬉しいことではあるが住む場所がないのではいたくてもいられない。
家の交渉をよそ者が直接話しをしてもまず決まらないので、ここはひとつそういう人たちに力を貸して下さいとお願いした。

こうなったら他力本願である。

前にも書いたが村に住み続けている人たちと村を捨て出ていった人たちとの温度差は大きく、個人の土地や持ち物だから他人は干渉しないということで今まで来ているが、それを放っておくとますます地域は荒廃していく。
このままではマズいと感じいる住民も多いが事態は往々にして進まない。

昨夜はホットアグリの人たちとそんな話しで盛り上がった。

村人の皆さん、僕の為に一肌脱いで下さい。
よろしくお願いします!

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