<img src="http://hesolife.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2011/01/06/20110106.jpg" alt="新年早々" border="0" />
体調を崩した。
大晦日から元日にかけて雪氷の呼び出しがあり詰め所で実家のお節を思い浮かべながらカップそばを啜り新年を迎える。
2日は美会の新年会に呼ばれ参加して来た。こうして声がかかるのは本当にありがたいこと。
この辺りから体調が怪しかったがそのまま雪氷で明けて3日から本格的にダウン。
丸3日間寝込んでいた。
完全な寝正月でした。
ひたすら布団を被りながら読んでいたのは「逝きし世の面影」という本。(渡辺京二著 平凡社ライブラリー)
幕末から明治初期にかけて訪日した外国人の観察記録から浮かび上がる当時の日本人が生きた文明を綴ったもの。
印象深かったことは日本人の自然に対する感性、日々の暮らしにいかに満足していたか、人間は他の動物より抜きん出た存在ではなく、同等の価値観を持っていた、謙虚で仕事熱心、足るを知り、人付き合いがよく、包容力のある民族だった。
子どもに優しく老人を敬い礼儀正しくお祭り好き。
西洋文明が入り完全に滅んだこの文明にもう一度戻ることは不可能だとしても、もう限界が来ている物質第一主義的な現在の世の中で当時の日本人の暮らし振りや価値観から得られるヒントは多い気がする。
というわけで600ページ程の本を一気に読むことが出来たお正月でした。
皆さん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
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