長野県小川村で、有機JAS認証を取得し、有機農業に取り組んでいます

2013年10月20日日曜日

「明るい農村プロジェクト」始動


旧九月十六日


ここ最近の雨といえば、台風のときのみ。

軽い夕立が欲しいのですが、降るときは降る!降らないときは降らない!で
天候がどんどんと局地的で極端になってきている気がします。

地球環境の大きな流れと言えば、なすすべもありませんが
それに加え、中山間地の放置された山林は、もはや治水能力や二酸化炭素を吸収する能力もなく
小川村でも土砂災害は心配されています。

人災ならば人の手で何とか避けたい。

この地で農業を続けていくのに、とても大きな課題です。

自分が小川村で農業をやっていく意味は何だろう?と最近よく考えます。

農業だけに特化すれば、もっと効率的でやりやすい地域はいくらでもあります。
例えばあやちゃんの実家の北海道とか。
見渡す限りの平坦地で、土地も機械もあるからこっちで農業やれ!って帰省するたび言われますが。

たまたま流れ着いた小川村ですが、(当時は農業の具体的なビジョンなんて何一つ考えてなかったです。ただ漠然と農業やってみたい!だけ…)
住めば住むほど(5年経ちました)ここの良さを実感しています。

最初は地味なイメージですが(パッとした観光的要素ゼロですから)噛めば噛むほど味が出る~といったところ。

ズバリ!テーマは「暮らし」です。

「暮らす村」だな~と抽象的で分かりにくいですが、今の時点で一番しっくりくる表現です。

山があり、田畑があり、人の暮らしがあります。

そんな想いを共有できる林業の友人がいて、先日彼と「明るい農村プロジェクト」を立ち上げました。

ここで暮らしていく以上、避けて通れないのが山のこと、田畑のこと。

山=林業 田畑=農業って構図で若者が関わるからには、「生業」にしていく必要性は必至です。

「明るい農村プロジェクト」といっても、当面は自分たちの仕事
(僕なら農業、彼なら林業)に一生懸命打ち込むだけです。

数年後とかにもう少し若者が、農業や林業に関わっていける地域になっていたら、それはとても「明るい農村」だな~と思います。

だって手を入れなきゃいけない山や田畑はたくさんあるのですから。

人の手がちゃんと入って、自然と寄り添う里山の暮らし。

経済至上主義(これはもうホントに時代錯誤でしょ)ではなく、かといって今という時代に
見合った暮らしを維持しながら、自然と調和していくスタイル。

バランスが大事と思います。

本州のヘソですから!バランス重視で。

と夏野菜がすっかり終わって、時間に余裕がありまして。

本当はこんなに余裕なのは経営的にはマズイのです。

果菜類の後は端境期作らずに、どんどん葉物など出していきたい(来年課題です、去年も言ってた気がしますが…)

小麦蒔きました。


ここは砂地の畑で先日の雨で土壌が流亡しちゃってます。

種蒔きの時期は余裕なのですが、収穫時はバッタバタ。

また来年の収穫は苦労すると思いますが、自家製小麦粉の美味しさを思うとやっぱりやめられません。

雨不足で野菜の出荷が遅れていますが、チンゲンサイ、ミズナはそろそろ出荷できそうです。

秋野菜セットはもうしばらくお待ちください。

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