長野県小川村で、有機JAS認証を取得し、有機農業に取り組んでいます

2014年2月13日木曜日

2014ぷ組経営ビジョン発表会


旧一月十四日

2014ぷ組経営ビジョン発表会でした。

個々のぷ組メンバーがそれぞれの経営ビジョンを皆の前で発表していくという会です。

今年の参加者(発表者)は22名。

一人8分間の発表時間と10分間の質疑応答で
午前10時半から始まった発表は最後の人が終わったのが19時。
同じ農業という仕事でも経営ビジョンは人それぞれ。
自分が発表すること自体、とても勉強になりますが
それ以上に人の話しを聞くことが、とても興味深く勉強になりました。

質疑応答では皆、自分のことのように真剣に、ときに厳しいつっこみもあり
大の大人がこれだけ集まって、腹割った話しができること自体、貴重なことです。

ぷ組のよさがとてもでる会の一つだと思います。

というわけで今年の麦ダンス農園の経営ビジョンは以下の通りです。

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2014 経営ビジョン発表会~明るい農村プロジェクト始動~

発表内容
1.麦ダンス農園概要
2.今年(2014年)の具体的な経営スタイル
3.中期的ビジョン(2年~4年後)
4.長期的ビジョン(5年~7年後)
5.明るい農村プロジェクト~麦ダンス農園が目指すもの

1 麦ダンス農園概要
〇営農地 上水内郡小川村
〇経営面積 ズッキーニ 150a
インゲン   20a
丸オクラ   6a
セット野菜用多品目 10a
カブ 50a
〇主な出荷先 仲卸・スーパー/自然食品店・個人
〇労働力 主に収穫・出荷作業へパート5人
スポットアルバイト(草刈り、堆肥散布、マルチ剥し等)1~2人


2 今年(2014年)の具体的な経営スタイル

1)2012年、2013年は取引先の増加へ努めたが、全ての顧客に対して満足いく対応が出来なかった。
それを踏まえ、今年は今付き合いのある取引先へ120%満足させる対応を目指す。
満足させられなかった最大の要因は物量不足。
対策としては…
耕地面積の拡大→確保済み
栽培管理の向上→人手確保が最重要課題→確保済み
集荷場や農機具小屋の整備で効率化を図る→現在進行中



2) JAS有機を軸に固定価格での取引を主体にする。               
インゲン・丸オクラ・(ナス)はJAS認証付きなので、現在の取り引き先へ十分に対応できる量を栽培する。余剰分は市場出荷を検討。

ズッキーニは管理ほ場の関係上、認証は付かないが
農薬・化学肥料不使用(ゼロ・ゼロ)のアピールでJAS認証と同等の固定価格取り引きを目指し、余剰分は市場出荷で対応する。

3) セット野菜を軸とした個人販売の微増を図る。
顔の見える関係、やりがいがある、我が家の食卓にいろいろな野菜が並ぶというメリット。

3 中期的ビジョン
1) 高付加価値作物の導入 
・スナップエンドウ、パプリカなど
2)販売期間の長期化(春先から初冬まで作物のリレー)
・春先の野沢菜新芽~スナップエンドウ
・秋作の葉物類(春菊、ほうれん草)
4 長期的ビジョン
中山間地における農業スタイルのモデルケースとしてアピールし、新規就農者の増加へ向けて取り組む。
小川村自体の農業力をつけ、販売・物流の力を付ける。

5 「明るい農村プロジェクト」とは
農業適地でない小川村で農業をする意味。里山の保全という意味合いが強く、
効率最優先の経済活動とは一線を隔する。想いを同じくする林業の友人と共に
荒れた山林、耕作放棄地の改善へ取り組み、里山の保全に努める。
農業の役割として、景観保全、食(生きる原点)の安全、地域のつながり、都市との交流
などさまざまなことが挙げられるが、いずれは農業の枠を超え、さまざまな職業との交流により小川村(を取り巻く中山間地域)を明るく、元気で、
楽しい場所へしていきたい。誰がやるの?オレでしょ!!

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実現へ向けて前へ進んでいきたいです。

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